秘術を、
受け取る方へ
鑑定をお待ちのあなたへ ・ 三通目
お待たせしています。
あなたの鑑定は、いま最後の視立てに入っています。今夜には、お渡しできそうですからね。
お渡しする前に、これだけは伝えておきたいと思って、筆を執りました。
祖母に言われた、ひとつの言葉
わたしに秘術を教えてくれたのは、祖母でした。幼いわたしに五円玉を握らせて、祖母はこう言ったのです。
「人の願いを、
軽く扱ってはいけないよ」
秘術というのは、道具ではありません。願いを丁寧に扱うための、作法なんです。だからわたしは、ひとつずつしか仕立てられないのですよ。
受け取る方に、お願いしたい三つのこと
ひとつ疑いながらで、かまいません。信じ込む必要はないのです。ただ、丁寧に扱ってあげてください。
ふたつ一度にぜんぶを変えようとしないこと。流れは、端からゆっくりほどけていくものです。
みっつ変化は、小さな音で始まります。よく眠れた朝。ふと軽くなった胸。そういう小さなものを、見逃さないでいてごらん。
実際に秘術を受け取った方々から



今夜、お渡しするもの
今夜お渡しする鑑定には、あなたの詰まりがどこにあるのか、わたしに視えたことを書いています。
そして、あなたの詰まりに合う「ほどき方」についても、一緒に添えておきますからね。
それでは、今夜。
静かな時間に、ゆっくり読んでごらんなさい。
― 秘術婆かずこ ―